自宅で栄養サポート|のぞみクリニック|岡山市・赤磐市内で訪問診療・往診・在宅医療・ケアマネージャー
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食事で暮らしを支える
「食べること」は生きることの大切な一部です。
お一人おひとりの“食べる力”を引き出し、日々の暮らしを少しでも楽しく、安心できるものにしていくお手伝いをしています。
自宅で栄養サポートとは?
自宅で受けられる栄養サポート
岡山市・赤磐市内で在宅療養をされている方の体調や病気に合わせて、管理栄養士がご自宅に訪問し、食事の内容や食べ方についてアドバイスを行います。医師の指示のもと、一人ひとりに合った栄養ケアを提供します。
こんな方におすすめです
- 食事がなかなか進まない、体重が減ってきた
- 糖尿病や腎臓病など、食事制限がある
- 嚥下(えんげ)障害があり、むせやすい
- 認知症の方の食事に悩んでいる
- 高齢のご家族の食事内容が不安、どうやって栄養をとってもらったらいいのかわからない
- 退院後の食事管理に不安がある方
- 癌の治療や療養中の生活を食事や栄養面からサポートをしたい
ご本人だけでなく、ご家族の不安にも寄り添いながら、一緒に解決の方法を考えます。
ご自宅でのサポート内容
- 嚥下機能(飲み込みの力)に応じた食形態の調整
- 症状や栄養状態に合わせた食事内容の把握・助言
- 必要に応じた調理や献立の工夫のアドバイス
- 食生活のお困りごとや栄養に関するご相談
訪問時には、キッチンや冷蔵庫を見せていただきながら、実際の生活に合ったアドバイスをいたします。
訪問の流れ
STEP1. 主治医からの指示
主治医の先生の医療的な指導や情報提供を受けます。
STEP2. 聞き取り・日程調整
訪問日を日程調整の上、おうかがいします。
STEP3. ご自宅での面談・指導
訪問診療のご同意をいただき、初回訪問を行います。(30~60分程度)
定期的なフォローアップも可能です。
自宅で栄養サポートの事例
栄養ケアとご家族のサポート(60代女性)
- 初期状態
- 状態悪化
- 訪問
- 栄養ケア
- 改善
60代の寝たきり女性の方。長年、有機野菜中心の食生活をされていましたが、偏食傾向が強く、電解質のバランスが崩れていることが疑われました。次第に体力が低下し、やがて飲み込みが難しくなり、蜂蜜を溶かした水を少しずつ摂るだけの状態になっていました。
介護をされているのはご主人と息子さん。お二人とも調理の経験がほとんどなく、食事づくりに不安を感じておられました。そこで、退院を機に管理栄養士がご自宅に訪問。ご本人の好みや体調に寄り添いながら、食べやすく栄養バランスのとれた献立づくりをサポートしました。はじめは、柔らかく煮た野菜中心の料理からスタート。少しずつ食欲や嚥下の様子を確認しながら、たんぱく質の重要性をお伝えし、煮込みハンバーグなども取り入れていきました。
次第に、うどんに天ぷらを添えるなど、食事を楽しむ時間が増え、回復が見られました。ご家族も栄養指導の際にキッチンに立ち、調理を見学・体験。今ではご家族の手づくりの食事を笑顔で召し上がる姿が見られています。
単なる食支援ではなく、「その人を理解すること」が第一歩(80代女性)
- 初期状態
- 状態悪化
- 訪問
- 心理状態の把握+栄養指導
- 改善
アルツハイマー型認知症と診断され、通院を続けていましたが、短期記憶障害や易怒性があり、各種サービスに強く抵抗されていました。夫を亡くして独居となり、県外在住の息子さんが電話や帰省で生活を支えていましたが、食事の状況は不明瞭で、徐々に栄養状態が低下していました。
そこで栄養指導を実施。食事だけでなく、認知症に伴う症状を理解し、日常生活の背景やご本人の思いに目を向けることで、少しずつ信頼関係を築くことができました。
その結果、スタッフの声かけに応じるようになり、最終的には準備した食事を自ら手に取り召し上がるように。栄養状態も大きく改善しました。