診療例のご紹介|のぞみクリニック|岡山市・赤磐市内で訪問診療・往診・在宅医療・ケアマネージャー
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ご利用のケース紹介
事例① 老衰による最期を自宅で迎えたケース
患者 | Aさん(88歳・女性) |
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主な既往歴 | 高血圧・軽度の認知症 |
同居家族 | 長男夫婦と同居、ご主人は数年前に他界 |
ご家族の声
「病院ではなく、自宅で母らしく過ごせたことが何よりの救いでした。医師や看護師の支えがなければ不安だったと思います。本当に感謝しています。」
背景と希望
Aさんは数年前から足腰が弱り、徐々に寝たきりの生活に。施設入所も検討したが、「お父さんと一緒に住んだ自宅で最期まで過ごしたい」との本人の強い希望があり、家族も同意。在宅医療の導入が決まりました。
在宅医療の内容
月2回の定期訪問診療を実施。状態の変化があった際は臨時訪問。
栄養摂取が難しくなったため、家族と相談し胃ろうなどは行わず自然な経過を見守る方針に。家族の不安軽減のため、24時間対応の緊急連絡体制を整備。訪問看護も併用。
最期の時
数日前から反応が鈍くなり、息遣いも浅くなってきたため、家族に「看取りが近い可能性がある」と説明。痛みや苦しみはなく、家族が見守る中で穏やかに息を引き取りました。
事例② 末期がんで疼痛緩和をしながら在宅療養されたケース
患者 | Bさん(65歳・男性) |
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主な病歴 | 肝臓がん(ステージⅣ) |
同居家族 | 妻(60代)と2人暮らし |
ご家族の声
「最初は家で看取れるか不安でしたが、丁寧なサポートのおかげで夫と一緒に過ごす貴重な時間が持てました。本人も安心していたと思います。」
背景と希望
ご自宅で家庭菜園や植物を育てる事が趣味だったBさん。Bさんはがんの診断時にはすでに多発転移があり、治療は延命的なものに限られていました。抗がん剤治療を中止し、「自分らしく、土いじりをしながら自宅で過ごしたい」という本人の強い意志により、訪問診療へ移行。
在宅医療の内容
痛みが強く、医師の管理のもと持続的な痛み止め(皮下注射)を使用。適切な疼痛コントロールを行う。医師・訪問看護師が連携し、症状に応じた緩和ケアを実施。体調が良い時には、起き上がって家庭菜園の世話をする奥様の様子もご覧になっていました。診療時には、精神的ケアも重視しご本人・ご家族ともに想いを傾聴しながら、医学的な状況を説明。
最期の時
数日前から食事が取れなくなり、ほとんど眠る時間が長くなる。医師からご家族へ看取りの時期が近いことを丁寧に説明。看護師の支援のもと、痛みのないよう調整を行いながら、最期まで在宅での療養を継続。自宅のお庭を見ながら、ご家族に見守られ静かに旅立たれました。
「こんな場合はどうしたらいいのだろう…」と迷われたときは、どうぞお気軽にお問い合わせください。
小さなことでもご相談いただければ、スタッフが丁寧に対応いたします。